福西本店での華道展
華道に携わっている友人が誘ってくれて、池坊会津支部の華展が開催されている会津若松市の福西本館に行ってきた。ここは以前夫と二人で見に行ったことがあり、たまたま居合わせてくださっていたご当主に案内してもらい、あまりの豪華さにため息をつきながら見て回ったことを思い出した。
福西本店は、明治から大正時代にかけての豪商だ。かの渋沢栄一とも交流があったらしい。
今回は友人の知人が生け花の説明ではなく、福西本店の説明をしてくださった。
これは支部長さんの作品だが、説明によるとこの左側の床柱が黒柿だという。この柱1本で家が建つほどの価値があると聞いてびっくり。調べてみたら確かに1本12,500,000円という柱をネットで見つけた。もちろん福西本店で使われている黒柿はここだけではない。
違い棚の支えにも一つ一つ細工がしてあった。
この寄木の箪笥は、何とあのパリ万博(1867年)に出展されたものだという。すごい。
私は支部長さんの作品に使われていたこの花材が気になり、ご本人に聞いてみたが「テリハ」というお答え。だがテリハという名前をネット検索しても思うような結果が得られない。うーん、どこかで見たような葉なのだが。。。
福西本店にはまた行ってみたい。
いちばん好きだった数寄屋造りの部屋をゆっくりと味わいたい。
華道展のことを書こうと思ったのに、やはり福西本店の話になってしまった。