しゃくなげ平通信

理想の土地、しゃくなげ平からのお便り

真冬の五色沼

S君はアウトドア派だ。公立の小中学校で英語を教える仕事をしていたが昨年転職し、今は違う県にいる。そのS君が2日に裏磐梯に行くというので、一緒に行ってみることにした。夫は留守番。私は車で行くだけだと思っていた。

ところが、

観光案内所の駐車場に着くと、人一人が歩ける程度の幅しかない雪道をどんどん歩き始めるではないか。あ、やっぱり歩くんだ、と観念して私も歩き始める。裏磐梯は雪がすごい。最初に道を付けた人はどれだけ大変だったかと思う。

そして15分ほど歩き、雪の小山(通常は階段)を登り、毘沙門沼に到着。

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真冬の毘沙門沼を見るのは生まれて初めてだ。そこから引き返すのかと思ったら、沼に沿ったハイキングコースを歩き出すS君。ああ、やっぱり、と仕方なく後をついて行くと、

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雪の重みに耐えられなかったと見られる倒木があちらこちらに。雪を1m以上踏み抜いた足跡もある中、恐る恐る前に進む。

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一瞬日が差して、何とも言えない美しい景色が広がった。

途中何組かの家族やグループとすれ違い、物好きはS君だけではないと思いつつ、結局は私自身もかなり楽しんだ雪中ウォーキングだった。