しゃくなげ平通信

理想の土地、しゃくなげ平からのお便り

裏磐梯五色沼自然探勝路

今週の火曜日のこと、朝起きたらあまりにいいお天気だったので、居ても立ってもいられず、裏磐梯へ行ってきた。タイトルにもある五色沼自然探勝路は、桧原湖側から五色沼最大の毘沙門沼まで、ほぼ平坦な道が続く全長4㎞のハイキングコースだ。(ほぼ平坦と言っても、歩きやすい靴でないとかなり大変かもしれない。)

桧原湖側の駐車場に車を止め、歩きだすとすぐに沼がある。左側が柳沼、

この右側の沼はたぶん父沼。藻が発生しているのは人の営みのせいらしい。本当にきらきらと光っているので、藻がなかったらと少し残念に思う。

光り輝くオシダの群れの中を数分歩くと、ほどなく青沼が見えてくる。

小さい沼だが青くて白い不思議な沼だ。沼の縁の葉が白くなっていて、一瞬白い鳥が集まっているかのように見える。でもこれはケイ酸カルシウムの影響だということだ。

そしてまた歩く。次に現れるのがるり沼だ。るり沼は散策路の右側に作られた展望デッキに上がらないと全貌が見えない。

美しい沼だ。透明度は五色沼でいちばん高い。磐梯山もよく見える。

るり沼から流れ出ている水の何ときれいなこと。いつまでも見ていたいけれど、また先を行く。

こんな道はいつまでも歩ける気がする。そして道の先に別の青色が見える。

五色沼の中で2番目に大きい弁天沼。この弁天沼とるり沼がいちばん好きだ。

これ以上進むと帰りが大変になるかなと思い、ここで引き返す。でも次回はこの先の竜沼、みどろ沼、赤沼まで足を伸ばしてみようと思う。

柳沼まで戻ってきたときには雲が広がっていた。

紅葉はまだ半々といったところ。でも地元の方がおっしゃるには、今年は暑い日が続いたせいか、紅葉しないで枯れてしまう葉も多いとのこと。紅葉の当たり年ではないかもしれない。

ここはゴールドライン。当たり年ではなくても十分に美しい。この後裏磐梯道の駅に行き、平日なのに混み合っている中30分ほど待ち、名物の山塩ラーメンを食べて帰途に就いた。

最近の草花

庭は荒れ果てているが、植えたことも忘れていたコバルトセージが9月半ば頃から咲いている。きれいな青色だ。夏の終わりから秋にかけて咲くのだそうだ。花の季節が終わりを迎える中で、こんなきれいな花を咲かせてくれるのはとても貴重だと思う。耐寒性ありとあるが、来年また花を見せてほしい。

夏の花のキク科のストケシアは、咲き終わった花柄が色付いている。これも宿根草。庭は荒れ果てさせてしまったけれど、せめて自分が植えた草木の周囲だけはきれいにしておこうと思う今日この頃であった。

夫も私も大好きなマルバノキの葉が1枚だけ真っ赤になった。今後の紅葉を楽しみに思う。

数か月ぶりの庭仕事

ようやく朝晩冷え込むようになってきて、やっと重い腰が上がった。恐らくは3カ月以上足を踏み入れなかった庭はとんでもないことになっていた。

でも激しく絡まった草の間から、今年の春に植えたガウラ・ソーホワイトが一輪咲いていたり、その草を除けてみると同じ時に植えたアスチルベが生き残っていたり、「ごめんね、ごめんね」と言いながら草をかき分ける。

こちらは造園屋さんから一昨年いただいた普通のガウラ。草に負けず花を咲かせていたし、所狭しと咲いているタデの花となかなかいい感じだ。

チェッカーベリーも草に覆われながらも元気でいてくれて、赤い実まで付いていてくれて、本当にすまないことをしたと思う。

その他、大事なギボウシたちも全員無事でいてくれた。ただ白花のシラネアオイとレンゲショウマは消えてしまった可能性が高い(;_;)。

ここは推定築150年の古民家。空き家状態だった期間は7年くらいだそうだが、母屋のリフォームを終えて2年半前に越してきたとき、庭は3カ月どころか30年(憶測)くらいほったらかしだったのでは、と思われるほど、とんでもないレベルが今と全然違っていた。それを考えると、また頑張ろうと思うことができる。暑さに負けない強靭な身体を作らねば、と実は毎晩縄跳びをするようになった(^^;)。

どんぐり

先日しゃくなげ平にデッキチェアと蚊取り線香を持ち込んでのんびりしていたら、目の前にハラハラと写真の天使の翼のような葉っぱ付きどんぐりが落ちてきました。管理人さんからは樹木はすべてナラの木と聞いていましたが、コナラなのかミズナラなのか知りたいと思っていたところでした。ネットで調べ、葉柄が長いことからたぶんコナラと判断。どんぐりはまだ小さいですね。リスさんもいるといいなぁと期待しています。

 

 

ソバ畑と空

土津神社の駐車スペースの前に「猪苗代四季の里」という看板があり、右向きの矢印があったので、さらに車を進めてみると、カーブを曲がったその先はソバ畑が広がっていました。

ちょうど天気は下り坂で雲が広がり始めていましたが、微妙なサンピラーが美しく、

写真中央やや左は、もう少しで彩雲になりかかっているような雲。残念ながらこの後は雲が更に広がってしまい、帰り道は雨になりました。

猪苗代町は標高のいちばん低い所でも500mを超えています。何しろ猪苗代湖の標高が514mなのです。夜の星空も楽しみです。まだ暗くなってからのしゃくなげ平に行くチャンスはありませんが、天気のいい日を見計らって行ってみたいと思っています。

ただし、しゃくなげ平そのものは樹木が生い茂っているため、星空は期待できません。広く空を観察できる場所を探すのもまた楽しみの一つです。

そうそう、猪苗代四季の里というのは宿泊施設のようでした。

土津神社―猪苗代町

実は今まで猪苗代町を観光したことはほとんどありませんでした。猪苗代と言えば猪苗代湖だけだったのです。行ったことがある観光の名所と言えば天鏡閣だけです。でも猪苗代町をもっと知りたいと思い、まずポスターなどで見て気になっていた土津(はにつ)神社へ行ってみました。車で近付くとすぐにこの大きな白い鳥居が見えます。

白い鳥居は珍しいですし、会津の神社の中でもかなり巨大だそうです。

階段をゆっくり上ると目の前にたくさんの風鈴がぶら下がっていて、左側の手水舎はアジサイの花が一面に浮かべられていました。花は季節ごとに変わるようです。

本殿の正面はなぜか撮りそびれました。

本殿の右側に奥の院へ続く小道がありました。奥の院までは500m。歩いてみるのは次回にします。

境内にはたくさんの立派なモミジの木があり、秋の紅葉も楽しみです。

神領の田んぼを潤すために、裏磐梯から流れてくる長瀬川から引水した用水は、満々と水をたたえて少し恐ろしいくらいでした。

見下ろせば遠くにうっすらと猪苗代湖

土津神社はまた何度でも訪れたいので、亀ヶ城跡公園も含めてまた来てみたいです。

なぜ理想の土地かというと


以前長野県の軽井沢町と隣の御代田町に住んでいたことがあり、ライフラインを考えると、林の中に住むというのは別荘地以外では難しいとわかっていました。いちばん大変でお金がかかるのが水道です。その土地に美味しい地下水があれば、それはそれでありがたいことですが、井戸を掘るのもまた大変。

その点別荘地は水道管が近くまで来ていることも多く、実際にしゃくなげ平ではすでに私たちの土地のすぐそばまで水道管が来ていました。水道を立ち上げる工事は必要ですが、距離が短くて済みます。それにここでは水道の使用料は無料なのだそうです。何とありがたい。

それに管理人さんが常駐しているので安心ですし、冬の除雪も万全です。そこが大きなポイントでした。

そして何より嬉しいのが、すぐ近くに中ノ沢温泉沼尻温泉と2つの温泉があること。まだどの温泉にも行ってませんが、日帰り温泉もたくさんあるので、もう少し涼しくなったらあちこちトライしたいと思っています。

猪苗代町福島県会津地方に属しますが、この第二別荘地は磐梯山安達太良山の中間に位置し、場所的に中通りと呼ばれる地方に近いため、日本海型気候の会津よりも冬の晴天率が少し高いそうです。郡山市福島市どちらにも車で1時間もかからずに行けるのもとても嬉しいです。

別荘地に隣接してボナリ高原ゴルフクラブというゴルフ場と沼尻スキー場があります。私はゴルフもスキーもしないのですが、この2つの施設のおかげで「人里離れた辺ぴな場所」感はありません。

ちなみにいちばん近いコンビニまでは車で10分、スーパーまでは20分です。一度カナダ人の若い友人にしゃくなげ平の土地を話していて、コンビニまで10分かかるんだよね、と言ったら「so what? (だから何?)」と言われました。確かにカナダでコンビニまで車で10分で行けたら、ものすごく近いんだと思います(笑)。

そして何より大好きな猪苗代湖裏磐梯にも近いこと。どちらにも車で30分以内で行けます。

*上の写真はボナリグリーンライン沿いにあるかげやま農園です。ここについてはまた別途書きたいと思っています。